黒染め処理って何だろう・・・・・
髪の毛の黒染めかな・・・・・・。
恐らく多くの方が聞きなじみのない言葉ではないでしょうか。
そんな方に向けて簡単に黒染めについて御説明致します!!!!
①黒染め処理とは!?!?
【黒染め処理】とは
鉄表面とアルカリを化学反応させる事により、鉄表面に黒色の皮膜を形成させる金属表面処理加工のことを言います。
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簡単に言えば、鉄表面を黒く錆びさせる事で鉄の防錆効果を生み出しています。その他にもメリットは御座いますがそれは次回、詳しくご説明させて頂きます。
【黒染め処理の通称】
フェルマイト処理、SOB処理、BK、アルカリ処理、四三酸化鉄皮膜、アルカリ処理、Black Oxide Coating
たくさんありますがこれらは全て同じ意味で使われています。
【黒染め処理の歴史】
世間にはあまり知られていない黒染め処理ですがその歴史は古く、戦前から銃身や銃剣などにも使用されています。近年では外観の綺麗さからインテリアにも使用されることがあります。
【赤錆びと黒錆びの違い】
錆びさせているのになぜ防錆効果がでるのか・・・。
私自身も初めて聞いたときはこの疑問が生まれました。
なぜ錆びさせているのに防錆効果があるのか。それは錆にも種類があり、一般的によく目にしている赤茶色の錆は赤錆びと呼ばれるもので鉄を腐食させ壊してしまう性質を持ちます。
鉄を扱う多くの業者がこの錆びの問題は避けられない課題であると思います。
一方で自然にはあまり発生しない黒錆びと呼ばれる錆は、表面処理により鉄表面に出来る黒い皮膜の事を言い、これは赤錆びの発生を防ぐ効果があります。
【まとめ】
この記事をご覧になって頂きありがとうございます。
黒染め処理について、黒染め処理の効果について少しでも理解頂けたら幸いです。
次回は黒染めの効果、メリットについてより詳しく御説明させて頂きたいと思います。